批判するのは簡単だ
昨日(2017年6月7日)の試合観戦後のブログでは、初スタメンの昌子源(鹿島アントラーズ)の動きに、「期待していたから、残念だった」と書いたが、彼の試合後のコメントを読んで、本当に失礼だったと反省した。
「失点したからって、クヨクヨしていたら、また次もやられると思うし。僕自身、Jリーグで100試合以上出させてもらっているし、その間に何十回と僕は失点に絡んできているし、そのたびにくよくよすることはないと思うので」
さらに、こう続けている。
「よく鹿島でも言うんですけど、ディフェンスは良い部分があって成長するのもそうだけど、やられて成長するポジションではあると思うので。またひとつこれで成長できるのではないのかなと。くよくよしていても次には繋がらないし。もちろん、反省はしますけどね」
これが「プロの世界で生きている男の言葉」なんだと感動した。
どれだけ恥をかいてきたか
40歳になりたてのころ、同級生と「どれだけ20代、30代で恥をかいたか」を出し合って酒を飲んだことがあった。
「40過ぎるとなかなか恥をかきたくなくなるんだよね」
「この歳になると、誰も叱ってくれないしね〜」
などと言って、笑い合ったことを思い出した。
お互い、恥をかいて成長し、人が羨んでくれる程度の地位を得ていた。
スポーツも仕事も同じ
「自分は批判する側にいたいのか、批判される側にいたいのか」
そう聞かれるとすると、答えは決まっている。
もちろん、批判される側にいたい。
それは、行動しているってことだからだ。
行動もせず、批判ばかりして、人のことを羨んでいる人にだけはなりたくない。
若いころから、そう思って行動していた。
そのことを、昌子源のコメントで思い出した。
50歳を過ぎて忘れていたってことです(苦笑